つながろうプロジェクトin但馬に参加001

2025年10月18日、19日公益社団法人兵庫県建築士会主催のつながろうin但馬に浜坂支部からは3名が参加。
2日間で6カ所を見学した。
1つ目は朝来市佐嚢にある「神子畑選鉱場跡」の見学。
まずは鉱石の道神子畑交流館「神選(しんせん)」で概要説明を受ける。

隣町の明延鉱山の選鉱施設として24時間稼働しており、夜になると選鉱場が照明で光ることから不夜城のようだったとのこと。
1987年に操業停止した後2004年に建物は解体された。
現在は基礎部分やシックナーと呼ばれるろ過装置が残され、産業遺産として注目を集めている。

シックナーは平べったいお椀のような形をしており三字曲線を描いている。
当時の建設技術ではかなり難易度が高く難工事だったとか。

選鉱場の運営に大きく貢献したフラン人技術者たち。(ギャラも破格の金額だったらしい)
生野鉱山に造られたフランス人技師ムーセの宿舎で、神子畑に移築された。道路の立ち退きにより現在の場所へは2度の移築を経ている。
兵庫県指定重要文化財。

神子畑選鉱場跡から約2kmほど東に進んだ所にある鋳鉄製の橋で、1883年から1885年ごろにフランス人技師の指導のもと、神子畑鉱山と生野鉱山を結ぶ鉱山道路として設置された。
1977年に国の重要文化財に指定されている。
ガイドさんの説明では、設計についてとてもロマンのあるお話をしていただけ是非現地で説明を聞いていただきたい。

ガイドさんの説明がとても分かりやすく、かつ大変面白く、スッと頭に入ってくる説明で素晴らしかった。
次回機会があれば明延鉱山、神子畑選鉱場跡、生野銀山と街並みとセットで学んでみたい。

つづく

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