2月講演会・セミナー

まもなく東日本大震災から4年が経とうとしています。地震等の災害により、特定の地域の交通網が断たれた場合に、そのエリアの中で自発的にできることは何なのか?そんな探し物をしてみたいと思います。

平成26年2月28日 ファミリーイン今子浦

主催:公益社団法人 兵庫県建築士会 浜坂支部

協賛:一般社団法人 兵庫県建築士事務所協会 但馬支部

 

第一部は「協働する学生のチカラ」佐治スタジオ男山団地 だんだんテラスの活動から考えると題し、関西大学環境都市工学部建築学科教授 江川直樹先生と京都府公共員で関西大学OBの辻村修太郎さんにご講演いただきました。ご講演の中で出てきた「つくらない地域再生」、「かかわり続ける」というフレーズと出しゃばりすぎない姿勢にとても心が温かくなりました。共通点はあるもののいずれの事業も非常に内容の濃いプロジェクトを手掛けておられ、要約してお伝えするのがむずかしいので、詳細はそれぞれのリンクをご参照ください。今回のお話は、まさに当地が抱える諸問題解決の糸口になるのではと思わせてもらえるような貴重な講演でした。

IMG_3876 IMG_3877

第二部は「パレットハウス計画」その考え方と意義と題しパネルディスカッションを行いました。コーディネータは柴田 (浜坂)支部長、パネラーは江川教授と浜坂支部研究委員会メンバーです。

漁港ならどこにでもあるパレットを利用して空間形成ができないだろうか?まさかの災害時に応急仮設的な空間を作ることができないだろうか?そんなふとした想いを浜坂支部内の柴山港にあてはめ議論を行いました。法令上の問題、構造上の問題等議論され、建設的な様々な意見も多数出ましたが、「災害時の仮設住宅」といった用途を特定しないほうが、パレットの持つ面白さを強く出すことができるのではないか。との意見もあり、議論も大事だがまず何かを作ってみよう!といった結論に至りました。

IMG_3894 IMG_3899

今後は江川教授率いる関大の学生さんと、浜坂支部ののコラボへ発展していきます。乞うご期待!!

 

ブックマーク パーマリンク.

コメントは受け付けていません。